「農を活かす」を企業理念とするMCプロデュースが取り組むのは、産地の活性化を促進させ、日本の農業に寄与するための、新しい農業ビジネスの提案です。
全国の産地では、事業の先細りによる後継者不足、天候等による価格変動に翻弄され計画の立たない経営状況など、様々な不安や問題を抱えています。
また、実需者様(当社のお客様となる中食・惣菜加工業者様など)は、消費者の嗜好の多様化によりますます高まる≪安心・安全≫な食のニーズへの対応など、様々な課題に直面しています。このような生産者様の課題・実需者様のニーズに対応し、両者の満足度を追求するのが当社の役割です。
MCプロデュースは、2005年の設立・事業開始以来、全国の産地とネットワークを構築し実需者様のニーズに合わせた契約取引による独自の青果物取引を構築(プロデュース)してきました。
国内品を優先に年間を通じて約40品目(輸入品含む※)の青果物を取り扱い、全国の中食事業者(※1)・惣菜加工業者・ベンダー事業者などに供給しています。
- 国内品を優先して取り扱いますが、必要に応じて輸入品も扱います。
中心となる国産野菜は、特色のある生産者様・生産法人様、全国の全農・経済連・JAなどとの直接契約により買い付けています。
また、全国に産地ネットワークを展開し、季節ごとに産地を移していく「産地リレー」と「産地の分散化」に取り組むことにより、≪安定供給≫≪安定価格≫を実現しています。
さらに、川越市の本社倉庫のほか地方倉庫や提携先と連携し、トレーサビリティーと品質管理の確立に取り組んでいます。
これにより、量・質・価格ともに安定し、かつ北海道から沖縄まで一定したレベルでの全国的な商品供給を実現させています。
- 「中食事業者」=弁当やコンビニのサンドイッチ・惣菜などを製造・販売する企業
当社では、複数の産地と契約取引を結ぶことにより、天候の影響などによる欠品のリスクを最小限にしています。
生産者様と実需者様による一対一の契約の場合、天候の影響などにより供給が不安定になるなどのリスクが発生する恐れがあるため、当社が両者の間を結び、「中間調整機能」を果たすことで様々なリスクヘッジを提供することができます。
全国から集まった商品の検品・仕分け・品質管理を行う本社倉庫は冷蔵機能を備えており、一時的に商品をストックすることが可能なため、出庫数の調整などにも対応できます。
このような「中間調整機能」を備えていることから、大量商品の安定供給を実現しています。
複数の産地と契約取引を行うことにより、天候の影響などによる欠品リスクを回避。
また、産地リレーによって、季節に関わらず年間を通して同じ価格で旬の商品を供給できます。